ORBITAL INFRASTRUCTURE / 01

SPACEDEBRIS

宇宙を使い続けるために。

見えないところで暮らしを支える人工衛星。その軌道には、役目を終えた機体や衝突で生まれた無数の破片が残されています。

EXPLORE

WHAT IS SPACE DEBRIS?

そこにあるのは、
役目を終えた人工物。

スペースデブリとは、地球の軌道上に残された、機能していない人工物のことです。

運用を終えた人工衛星、使用済みロケット、宇宙機から外れた部品、爆発や衝突で生まれた破片。大きさも形も異なる人工物が、いまも地球の周りを飛び続けています。

宇宙は広大です。しかし、人類が実際に利用できる「軌道」は無限ではありません。

01運用を終えた人工衛星RETIRED SATELLITES
02使用済みロケットSPENT ROCKET STAGES
03衝突・爆発で生まれた破片FRAGMENTATION DEBRIS
04外れた部品や塗装片MISSION-RELATED OBJECTS

EARTH ORBIT / FEB. 2026

追跡できるものは、
ほんの一部にすぎない。

46,860

継続的に追跡されている物体

CATALOGUED OBJECTS

約150万

1cm〜10cmのデブリ

1—10 CM DEBRIS

約2億3,000万

1mm〜1cmのデブリ

1 MM—1 CM DEBRIS

17,000t+

軌道上にある人工物の総質量

TOTAL MASS IN ORBIT

SOURCE: ESA SPACE DEBRIS OFFICE / MASTER-8 REFERENCE POPULATION 02/2026

SMALL DOESN'T MEAN SAFE.

小さいから、
安全とは限らない。

7—8km/s

低地球軌道を飛ぶ物体の速度。衝突時の相対速度は、条件によって秒速15kmに達することがあります。

1mm

衛星の一部を破壊

センサーや機器の局所的な損傷、サブシステム停止の可能性。

1cm

宇宙機を機能停止

運用中の宇宙機を無力化し、ISSの防護構造を貫通する可能性。

10cm

人工衛星を破壊

機体を壊し、数千もの新しいデブリを発生させる可能性。

KESSLER SYNDROME

衝突が、
次の衝突を生む。

01

大きな物体が衝突する

制御できない衛星やロケットが軌道上で接近。

02

大量の破片が生まれる

ひとつの衝突が、何千もの新しい危険物へ変わる。

03

さらに衝突しやすくなる

連鎖が続けば、軌道そのものが使いにくくなる。

新しい衛星を打ち上げなくても、既存物体の衝突によってデブリが増え続ける可能性がある。

SPACE IS INFRASTRUCTURE.

宇宙は、
これからのインフラになる。

通信、GPS、天気予報、災害監視。私たちの暮らしは、すでに宇宙とつながっています。人類がさらに遠くへ進むなら、新しいものを作るだけでは足りません。

ROAD

道路には、整備が必要です。

WATER

水道には、保守が必要です。

POWER

電力網には、点検が必要です。

ORBIT

そして宇宙にも、軌道を維持する仕事が必要になる。

ACTIVE DEBRIS REMOVAL

宇宙を片づける技術は、
すでに始まっている。

ESAのClearSpace-1は、制御不能の人工衛星へ接近し、ロボットアームで捕獲して安全に大気圏へ再突入させる計画です。

TARGET
PROBA-1 / 95 KG
CAPTURE
4 ROBOTIC ARMS
LAUNCH
PLANNED 2029

AND THAT'S WHERE

COSMICBROTHERS
BEGINS.

FelixとNovaは、もともと地球のインフラ整備工でした。

水や設備を直し、壊れたものを修復し、誰かの生活が続くための仕事をしていた二人。人類の活動範囲が地球から軌道へ広がったとき、彼らの仕事場も宇宙へ移りました。

彼らが回収しているのは、ただの「宇宙ゴミ」ではありません。次の人工衛星を守り、宇宙ステーションを守り、いつか人類がさらに遠くへ進むための道を守っています。

SPACE DEBRIS CLEANUP

宇宙を征服するゲームではない。
宇宙を片づけるゲームです。

火星へ行く前に、やることがある。